しーなねこのメモ。

そう。それで志ん朝さんが亡くなったときに言った言葉は「商売になる生き方をした」と言った。「はなし家として立派な人だった」という言い方はしない、でも世間の人は、はなし家としてとても商品になる生き方をしたって言うとそうだそうだ、と思う人がいて、彼の本当の心は、腹の中では認めてなかったんでしょ。そういう風に言っちゃうと話が深くなっちゃうんですけど、落語家は自分以外の芸を認めないですから。これやんないと、一国一城の主として生きていけないですからね。人の芸をほめるということはとても難しいことですよ。そういう点をあの人は平気で振り回していたっていうのかな、だから、兄弟弟子としてこの人もずいぶんわがまま勝手に生きるもんだと思って。
 でも端から見ると、わがまま勝手に生きている様がこれがすごくかっこよくてすばらしいとかって、理由をつけて好きになる人もいましたよね。でも、そのわがまま勝手が許せねえという人もいました。
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