しーなねこのメモ。

満足の遅延に長けていた被験者のほうが、下前頭回の活動量の増大を示した。下前頭回は、衝動を制御し、望ましくない行動を抑制することに関与する脳の領域だ。しかもこの差は、難度の高いノーゴー刺激において特に顕著にみられた。この結果は、満足の遅延能力の高い被験者が、衝動に抵抗するにあたって、最も適切な脳の領域を利用していたことを示唆している。

もうひとつ観察された脳の違いは、腹側線条体にかかわるものだ。腹側線条体は、コカインからマシュマロまで、さまざまな報酬の処理に関与していると以前から考えられている領域だ。予想されたとおり、満足の遅延能力が低かった被験者は、笑顔を見せられたときにこの領域の活動量が増大した。この結果は、「外からの誘惑」に、彼らがより敏感に反応する傾向を示唆している。

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