ハーバード発ポジティブ心理学最前線 (via -yu-)
“実は、このような「何でもかんでもハッピーにポジティブに」というのは、ポジティブ心理学における「ポジティブ」とは少々解釈が異なる。ポジティブ心理学の「ポジティブ」とは、ネガティブ一辺倒に偏った個人や組織における「バランスの是正」を目指すべく、ポジティブを志向するところから生まれた「方向性」だからだ。
悲観的な考え方が強すぎて、現実的に身動きが取れなくなってしまっているようであれば、楽観主義の考え方を学ぶことで、物事を正しく判断しながら行動できるようになる効果が見込める。ネガティブが過剰でも、またポジティブが過剰でも、現実を正しく認識することはできない。
要は、自分の既存の枠にとらわれずに、柔軟に見方を変えてみることで、バランスのよい地点に到達することが大切なのだ。ポジティブ心理学が、「バランス心理学」や「パースペクティブ(大局観)心理学」とも説明されるのはこのためだ。
(中略)
そのエイカー氏の新刊に『幸福優位 7つの法則』がある。従来の「努力すれば、成功して、幸せになれる」という図式は、ポジティブ心理学の研究データから、「幸せだからこそ、努力して、成功できる」、即ち、幸せが前提条件であることが証明されているなど、今までの常識を問い直すようなものの見方・考え方を、複数の実例を織り交ぜながら紹介している。
「7つの法則」で紹介されているのは、いずれもポジティブ心理学の研究によって効果があると実証されている思考法だが、エイカー氏はそれらを巧みにパッケージ化して読者に提供している。
本著のタイトルにある「幸福」については人それぞれ定義が異なるだろうが、職場における幸福感とは、いかに自分の仕事を愛しているかのバロメーターである。人生のなかで積極的に幸福感を創造していくこと、それは人生におけるビジネス(真剣に取り組むべき課題)である。
”
ハーバード発ポジティブ心理学最前線 (via -yu-)